46-1 山梨甲府兜岩
KABUTO-IWA
※注意:以下の但し書きをご理解の上、お読みください。
(1)グレードについて、個人的感覚により調整しています。性別、身長、リーチによって体感グレードは変わりますが、個人的なブログとしてご容赦いただいた上でご覧ください。なお、グレーディングの基準について、コラム11「グレード解析工房」で説明しています。
(2)星について、100岩では4つ星までついてますが、これもまた個人的感覚により、5つ星までつけています。星の基準については、「00 表記の読み方」で説明しています。グレードに対してこちらは、そこまでの批判は生じないでしょうが、やはり苦労して登った課題の星が下がっている場合があるかと思いますので、よくご理解の上、ご覧ください。
注意点
火事(うんこのティッシュを燃やそうとして失火したらしい)騒ぎにより一時自粛となった岩場。コンロ含め火気厳禁を遵守しよう。近くに花火工場(倉庫?)があり、特に慎重な利用が必要とされる。
大手門D
⑲てんとうむしのレクイエム(5.11c→5.11a)★★→☆
2021/12/18 1便MOS
簡単な下部から、4級くらいの核心をこなす。瑞牆山カサメリ沢コセロックのワニワニワニに似た内容。しっかり保持する必要があり、側対などでごまかすことができないのが面白い。また、左右に逃げられそうで逃げられず、ライン取りが明瞭なのも良い。
甲府城2F
③甲府のNDD(5.12b→5.11d)☆☆
2021/12/18 2便RP
壮大すぎる課題名の割に、なぜか星がついていないと思ったが、、、。1トライで主要なホールドが欠け、スタンスも欠け、最後は直上できず、初めての兜岩だったのですごく気分が萎えた。でも冷静に考えれば、触られていないだけで初めはどの岩場もこんな状態なのかもしれない。見た目の割に傾斜がとんでもなく、105度くらいあるかもしれない。
核心の数は十分で、ひょっとすると4つ星になる可能性があったが、左面が限定なのと、終了点をトップアウトする気が起こらないため、星2つに減点する。左面を限定と言われても、あのライン取りだと使ってしまうだろう。5.11dは左面を最大限に使った場合の体感グレードを表している。
以下ムーブメモ
6級+6級+5級+6級で5.11d。
甲府城3F
⑧wedding bell(5.12b/c→5.12a)★★☆☆
2021/12/18 3便RP
最高の課題。甲府のNDDで気分が萎えていたが、触ってみると予想に反して最初から最後まで難しく、大充実した。トップアウトすると想定外の大展望!しばらくくつろいでしまった。
課題は5.10dくらいの下部から3級くらいの核心、そこからのハング越えは6級くらい。限界グレードだと最後の6級で落ちる可能性があり、下部と違ってフルパワー系なため、バランスで下部をこなすクライマーが上部のパワー系ではねかえされる可能性もあり、変化があって素晴らしい。ハングまではろくに休むところもなく、核心までの流れが河又のおもらいでがんすを彷彿とさせた。
3級核心はパワーと見せかけて、足を地味に引き上げる繊細な課題だった。垂壁なので理論上はノーハンド可能?保持は当然必要だが、真の核心はバランシーな足上げにある。