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​46 山梨甲府幕岩

KOFU―MKUIWA

概要

グレードは0.5グレードくらい甘め。

 

アクセス

 

トイレ

 

山椒王国

③ブラッキー(5.11b)★★★→☆☆

2024/05/11 1便MOS

印象的な黒いカンテ。取り付いている人は多く、人気ルートとなっている。3ピン目辺りから悪場が続き、突出して難しい箇所がないのが素晴らしい。ピリカと比較すると若干だがムーブの連続性が弱く感じたので一つ減らして星2つとする。とはいえ、打ち込むクライマーなら間違いなく3つ星に感じる課題だと思う。

⑤シルキー(5.11b)★★

2020/06/28  2便RP

出だしのボルダームーブ(5級)が印象的な課題。見た目よりホールドが悪く、完全に凹角まで行かないと安心できない。納得の2つ星課題。

⑥スモーキーマウンテン(5.12c)★★★

2023/06/04  2日5便RP

トポや口コミの評価に恥じない、美しく厳しいクラック課題。上部は開けており、「甲府幕岩ってこんな景色良かったの?」と思わず驚いてしまうだろう。下部は被ってからのボルト4本分くらいが実質の核心だが、下手な20mクラスのロングルートよりパンプしてしまう。上部は自分のリーチだと右上のガバカチを使えてしまい、5.11dくらいに感じた。中間部で死ぬほど休めるので、自分にとってのスモーキーマウンテンは下部だけの5.12c、という印象だった。星について、ノーハンドレストできてしまうので四つ星にはできなかった。下部だけで完結して、上部のような眺望があれば四つ星以上確定だったと思う。グレードについて、5.12cでも辛く感じ、甲府幕岩は甘いと思い込んでいたのもあり、自分のグレード感に自信がなくなってしまった。難しめの5.12cということで片付けたいと思う。

下部は3級(5手)+4級(4手)+5級(5手)+6級(2手)=5.12c

上部は3級+6級=5.11d

以下ムーブメモ

フィンガージャムを決めてクリップ。

⑧パストラル(5.12a)★★

1日2便×

以下ムーブメモ

左カンテを左手で保持して、右足をヒールまたはトゥで右手を右上に寄せる。核心は、左足を上にあげすぎず、左スミの低いスタンスに踏むことで、垂直線上のホールドを左手で保持することができる。

⑩鉄の爪(5.12b/c→5.12b?)★☆☆

1日2便×

ライン取りがまっすぐなら四つ星!

左に行くとスタンス(普通に乗せてしまうが微妙に別の岩で、ものすごく簡単になる)や左壁を使いたくなってしまい、限定感がある。グレードについて、わざわざ下げるほどではないと思うが、スモーキーと比べてしまうとワングレードの違いは確実にあると感じた。

⑪風になれ(5.13a)☆☆

2024/06/22  3日13便RP

三つ星クラスの面白さ。単なるボルダー課題と思いきや、持久要素もある。しかし、新たに設置された終了点の影響で、ラインから外れた位置にあるガバで終了とできる(この場合、初段の核心をこなせば実質終了となる)ため、1つ減らして2つ星とする。どこで終了としても、おそらくグレードは5.13aのままだと思うが、自分はラインにこだわった結果、最上部の5級パートで落ちるというのを2回繰り返してしまったのでモヤモヤした。クライマーの問題というよりは、新設終了点(ロープの流れを良くするために設置したものと思われる)だったり、右面のいかにもゴールホールドの雰囲気があるガバのせいだと思う。そして一番は、そんなクライマーを「ずるい」と思ってしまう自分に問題があると思う。ラインにこだわると、自分のライン以外で完登扱いとするクライマーに対して排他的な気持ちになる。その気持ちと向き合うのに必要なのは、「このラインで登る」と決め切る覚悟だと思う。ちょっと難しくなるけどグレードは変わらないし、核心にもならないだろうと思い、軽い気持ちで直登ラインを登ってしまい、落ちてしまった。しまいには直登を諦めて最後の最後で右にトラバースしようとして、それにも失敗した。5.13の数字が刻まれた課題をワンデイ、ツーデイできる自分、成長しているだろうと思う自分と、いろんな課題でゴール落ちばかりする自分の、理想と現実のギャップが辛くて、しかもそのギャップが本当にわずかな隙間しかないのだから悶絶ものである。しかし、今まで日数便数が正義だと思っていたが、youtubeの情報だったり、チョーク跡だったり、仲間とのセッション効果だったり、同じ実力でもそれらの要素で日数便数どころか完登の成否すら変わってしまうのではないだろうか。事実、風になれの核心はyoutube動画を真似するとできるようになった。1日目は不可能と感じていたのに、2日目は3回も成功できた。反面、最後の直登パートはチョーク跡が薄く、動画の恩恵も受けられない。そうなるといくら易しくてもムーブを固めるのに日数便数がかかるのは当然だし、その過程でヨレて繋がらなくなるのも当然だろう。今の自分の実力が5.13bだとして、ゼロからムーブを自分の頭だけで考えてワンデイするには、5.12dくらいが限界だと思う。限界のワングレード下では、ちょっとしたムーブの差で結果が変わってしまう。ただ、限界グレードと比較すると、少し余裕がある。そこに、自分のクライミングスタイルを反映させ、少しの余白に「遊び」を入れる価値があるのだと思う。将来、この記録やインスタ、youtube動画を見て、風になれのラインを考えるクライマーが増えると嬉しい。

追記:

風に、なれた!!マスターで完登する所存だったが、あいにく既にヌン掛けされていた。それでも初便でのRPを狙うためにフィンガーボードによるアップを済ませ、指の最大出力は初便から出せる状態だったが、結果は話にならなかった。きっちり3便かけてRPした。正真正銘、5.13aだと思う。自分のボルダー能力の限界近くのムーブを起こすには、指先に負荷を掛けるだけでなく、前腕全体に刺激を与える必要があると思った。河又のおもらいでがんすを打っていた時も、最大出力を出すのに3便必要だったので、そういうものだと思う。

以下ムーブメモ

3手4級+7手初段+3手5級+4手5級=5.13a(クリップで分けない)

3手4級+4手1級+6手3級+4手5級=5.13a(クリップで分ける)

 

森の散歩道

①ブルーマウンテン(5.10a/b)★★★→☆☆

2023/06/04  1便OS

珍しく100岩場のトポと実物がまあまあ一致している課題。クラックの幅はハンドからフィストに狭くなっていく。出だしからガタツキが多く、安心できるセット、気持ちの良いジャミングは難しい。最後はキレイなフィンガークラックが現れ、こちらはカムはバッチリ効いている感覚があるが、ジャムは難しくレイバックになってしまった。これは技術的な問題というよりは岩の形状でそうなってしまうように感じた。見栄えはあるしロングルートなので星2つはあるかもしれないが、3つ星にするには小川山のキレイなクラックと比較するとどうしても見劣りしてしまい星を一つ下げてしまった。全体的に難所がワンムーブで終了してしまい、クライミングの連続性を感じることができなかった。左右のクラック以外のスタンスホールドを積極的に使えてしまうのもその理由の一つかもしれない。グレードについて、関東岩場ではb/cに上がっていたが、自分の感覚ではよく分からなかった。a/bと主張する自信もないが、とりあえずそのままにしておく。

⑳WILD WOOD(5.10c)★

2019/06/22  1便MOS

剥離しそうな(実際にはしないだろうが)ホールドを使って登る。3ピン目のクリップが難しく、クリップの手順とルートの手順が異なり、頭がパンプする。

㉑深海の幻想(5.11a→5.10d)☆

2019/06/22  1便OS

ボルダー課題(5級)。

以下ムーブメモ

左足のキョン、ステミングを信じられるかが鍵。上部も気が抜けない。

 

メルヘンランド

⑤キルト(5.11b/c)★★→☆

2019/06/22  10便RP

ボルダー課題(4級)。上部も5.10dくらいあって気が抜けないが、中間部でいくらでも休めるので練習すれば落ちないと思う。

以下ムーブメモ

右上のクラックを右手で保持し、右足を左足に踏みかえて、1つ上のスタンスに右足を乗せる。スローパーを経由し、右手でカチへミニデッド。成功したら、カチを思いっきりカチ持ちして、ステミングで1つ上のカチを左手で保持する。最上部はアンダーを使って終了点上のガバを掴めるが、下から見るとどれがアンダーとして機能するのかわからないのが面白い。

⑦ジューンブライド(5.11c)★★★→☆☆

2019/06/22  2便RP

長大に見えるが、実質ボルト3本分の課題。全体を通してホールドは多いが、どれも外傾しており前腕が張ってしまう。ムーブの組み立ても人それぞれで面白い課題だが、下部がアプローチすぎるのと、最後のボルトをクリップする余裕がなく、終了点に近すぎるので星2つにする。

以下ムーブメモ

右にトラバースしたら、クラックを左手で引っかけ、側対で体をあげる。さらに上のクラックを左手で引っかけ、さらに側対で体をあげる。唯一かかりのよいカチを左手で保持したらクリップ(ランナウトする。)。上部の縦カチを右手で保持したら、左側の縦ホールドを左手で保持。最後は側対で終了点直下の甘いガバを右手で保持し、終了点左上のガバを左手で保持する。

⑧アプローチ(5.7)

2019/06/22  1便OS

 

豊饒の森

⑧ピリカ(5.10b/c)★★

2023/06/04  1便OS

とても細かいフェース。これだけ同じ強度が続く課題はかなり珍しく、5.10台だと極めて稀と言って良いのではないだろうか。中間部で右にトラバースしてからは断続的になり簡単になってしまうので星3つにはできなかったが、中間部まででボルト6本分に値する充実感があり、「まだこんなに登るの!?」という気持ちにさせられた。グレードについて、5.10bか5.10cかな、と思っていたところ、5.10b/cだったので自分のグレード感がさほど狂っていないことが確認できて嬉しかった。

⑲ア・ラ・ポテト(5.13a)★★

1日2便×

ムーブの連続性は特筆に値するレベルだと思う。スポーティーに感じるくらいには傾斜しており、今までの甲府幕岩のイメージを覆された。最後、左のルートに合流してしまうのが残念で、本来なら三ツ星のところを1つ減らして2つ星くらいだと思う。登れてないけど。

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