45 奥秩父瑞牆山
MIZUGAKIYAMA
※注意:以下の但し書きをご理解の上、お読みください。
(1)グレードについて、個人的感覚により調整しています。性別、身長、リーチによって体感グレードは変わりますが、個人的なブログとしてご容赦いただいた上でご覧ください。なお、グレーディングの基準について、コラム11「グレード解析工房」で説明しています。
(2)星について、100岩では4つ星までついてますが、これもまた個人的感覚により、5つ星までつけています。星の基準については、「00 表記の読み方」で説明しています。グレードに対してこちらは、そこまでの批判は生じないでしょうが、やはり苦労して登った課題の星が下がっている場合があるかと思いますので、よくご理解の上、ご覧ください。
リアス式エリア
ジャイアント・ジャムサンド(5.10a)★★★
2024/07/20 2日2便RP
実に7年越しの完登。当時は初心者シューズしか持っておらずジャミングもやったことがなかった。ぶっつけ本番の課題にしては難易度が高すぎて、足が痛い以外の記憶がない。クラックの5.10aの洗礼を受けた。
過去の記憶と比べて、思ったより見た目がガタついていたが、登ってみるとなるほど3つ星も納得の名作だと感じた。ジャミングが効きそうで効きにくいワイドハンドのサイズ感で、ビックロックでハンドジャムを練習した後の次のステップとして最適だと思う。
海豹(5.8)★
2024/07/20 2日2便RP
ジャイアントジャムサンドに次いで7年越しの完登。中間部で休憩できるが、下部と上部に核心があり全体的に楽しめる。ワイドだがクラックの技術が使えるので、ワイド入門に良い課題だと思う。出だしのノープロ綱渡りは湿っており、下から見るとなんてことはないが、登っている身としては緊張した。
クラック地獄
妖怪屋敷(5.6)
2024/07/20 1便MOS
チムニーを駆使して登る。要所要所でジャミングが有効なセクションがあり、5.6にしては難しく感じた。2ピッチ目をトライしていればグレードの比較ができたが、都合により1ピッチ目で終了としたため、グレードは据え置きとする。トポにはプロテクションが取れないとあるが、必要最低限はカムが使えると思う。とはいえ、墜落が許されない類のクライミングには違いがない。なお、2つ星のマルチだが、このピッチには星がつかないと思う。2ピッチ目はかなりそそられた。
N字ハング(5.10d)★★★
1便×
フィストジャムが苦手で、良い練習になった。とても5.10dには感じなかったが、こんな課題も楽々登れるようになりたい。
備考:終了点について
終了点がなく、立木もないので、回り込んでカムによる終了点を設置する必要がある。0.5あたりが有効な印象。
十一面岩
春うらら(5.11b)★★★★
1日1便×
オフフィンガー(シンハンド?どっちだ?)の処理ができなかった。下部のグーキョキパーは余裕だった。チェンジングコーナーと大層な名前がつけられているだけあって、核心部は面白かった。ネットの記録を見る限りでは、ジャミングできない箇所は例によってレイバックで解決するようだが、杉野さんのyoutubeではジャミングで処理していた。秋のベストコンディションならボルダー脳筋ムーブでRPできるかもしれないが、この幅のジャミングが原理からして理解できていないので、ビックロックで特訓し、是非ジャミングで解決してみたい。
アストロドーム(5.11a)★★★☆
2024/07/27 2便RP
完登セット(2→0.75→2→0.4→0.5→1→0.4→0.1→0.3→0.3→0.5→0.4→2→1→0.75)
ギリギリのクライミングで完登できた。明確なレストポイントは一見ノーハンドで休めそうだが自分の技術力だと片手はジャミングする必要があり、ストレニュアスに感じた。超ガバやバチバチのハンドジャムがありそうでなく、出だしから終了点直前まで集中させてくれる名課題だと思う。また、全体的にレイバックよりジャミングが有効で、カムセットも一捻り考える必要があり、フェース能力でカバーしきれない真のクラック能力を試されるような気がした。終了点で安定できれば5つ星だったかもしれない。
以下ムーブメモ
出だしのダブルクラックは右のクラックで解決した。逆手で差し込むと人差し指が効く箇所がある。クラックの奥で引っかかるので、順手だと小指が短く引っかからない。ダブルクラックの左側は効く箇所がわからなかった。次回は左側のクラックを使って解決してみたい。
不動沢
エンペラー・クラック(5.9)
1日1便×
ゲロ吐くかと思った。
カサメリ沢
志賀ランド
③ボルドー(5.12a)★★★→☆☆
1日1便×
オンサイト失敗。引き出しが足りていなかった。正確には引き出し(経験)はあったが、すぐに機転を利かせて応用する能力がなかった。ムーブを理解するのに、結構な時間のハングドッグが必要だった。5.12aだとは思うので、今回のオンサイト失敗を教訓にして今後も引き続きオンサイトトライを頑張りたい。瑞牆本では3つ星から2つ星に降格されていたが、その日にトライしたギャラクシィと比較して、まあ妥当な判断だと感じた。どちらも登れてないけど、、、。
モツランド
④レーザーズエッジ(5.10c/d)★★☆
2021/07/18 1便MOS
映え映えの課題。ライン取りが2通りあり、いろいろな意見がある。私は左から登った。登った後にあれこれ言われると気分が良くないが、それでも3つ星をつける価値のあるルートだと思う。
⑤オリーブ(5.11c)★★☆☆
2021/07/18 1便MOS
ガバガバのハング越えが楽しすぎる課題。④も終了点で安定できるが、⑤はさらに座って見下ろせるのが最高だ。たぶん左側の壁を使った気がするが、気にしない。
⑥プラチナム(5.11c)★★★☆
2021/07/18 1便MOS
オンサイトできて嬉しかった課題。5級くらいの核心が3つくらいある。ホールドは見事にインカットしており、カンテ→フェース→カンテと奇跡的につながっているのが感動的。最後のマントルが難しかったら5つ星だったかもしれない。
⑦ポパイ(5.11d)☆☆☆
1日1便×
これだけガバでルーフクライミングを楽しめるのは、ほかにないのでは?
⑩たぬき(5.10a)☆
2021/07/18 1便OS
最後のマントルは右手アンダーで引き上げて登った。先にクリップしておくと安心だとぽ思う。
⑭禁太の大冒険(5.11c)★→星なし
1日1便×
最後のマントルが不可能スラブ。最低でも初段以上ある。そうすると、5.11cからの初段(?)で変化がありすぎるので、マントルまでがアプローチになってしまう。よって、トライする価値は薄いように感じた。瑞牆本では右のフレークから登るのが正解と書いてあるが、崩壊したのではないか、と思った。最後のマントルまではアルパインチックで中間部に核心もあり、三つ星クラスの面白さを感じた。三段くらい登れるようになったら、出直したい。
ちむちむランド
新瑞牆本でトポが公開されている。比較的新しいエリアで、岩が欠けるのはもちろん、アプローチも浮石があって要注意。危険というほどではないが、公開して日が浅いエリアと比較して、10年以上登られているエリアはやはり安心だなあ、と思った。
メインウォール
Crawl(5.11a→5.11b)★★★→☆☆
2024/09/07 1便MOS
このエリアのフラッグシップな課題。中間部で大レストがある。上部より下部の方が難しく、ムーブの連続性を感じた。練習すれば上部は核心になり得ないと思うので、星は2つに減らしておく。ボルト間隔はさすが瑞牆といった感じで、ロッククライミングを堪能することができた。スポーティーな課題を楽しみたいなら、Closing Timeをトライする方が良いと思う。
Intense Heart(5.12d)★★→☆
1日2便×
最近は毎度恒例だが、バラシもできなかった。Closing TimeはフリクションクライミングでもOSできたので、コンディションは言い訳に過ぎず、やはり自分は弱いのだと思わざるを得ない。本当にフリクションで解決するのかどうか、ベストシーズンになったらちょっと確認してみたい。核心はClosing Timeよりも短く、最後のスラブも難しくないので、長さの割りに内容が薄い、と断言して差し支えないと思う。自分のフルリーチムーブだとクソ課題過ぎて星がつかないレベルだと思うが、例のフリクションで解決できると信じて、星1つにしておく。
メインウォール下
Closing Time(5.11c)★★
2024/09/07 1便OS
かつて5.12aだったらしい。核心部は短いながら内容が濃く、面白かった。漁師の娘と同じような、手数と足数の必要なボルダー課題だと思う(漁師はバラせてもいないが…)。グレードは5.11bでも良い気もするが、Crawlより難しく感じたので、比較の意味で据え置きにしておく。なお、リップをバシバシはたいていたら、ボルトに腕が引っかかってしまった。ボルトが無ければ落ちていたかもしれない。北川の岩場もリップに仮設終了点が打たれていて邪魔な人には鬱陶しいだろうし、ボルト位置は難しいものだと思った。
Aozora(5.10b)★
2024/09/07 1便MOS
出だしは汚いが、途中からスッキリしたフェースになる。核心はフリクション勝負な感じがあって、さすがに落ちたくないので右面にあるクラックでジャミングして解決した。フェース登りだとバランシーな動きになると思う。そこから弱点を突いて左上するが、なかなかのランナウトだった。
姉御岩
①金のわらじ(5.12a)★★★→☆☆→★★★
2024/04/28 3日6便RP
見た目に反して、内容は核心1つの半ボルダー課題となる。星1つでもいいくらいだが、花崗岩らしい高級感のある見た目、思わず登りたくなるような岩の形状を鑑みて星2つとする。
追記:
コンディションが悪い時に何度か触っていて、いいイメージがなかった。というのも、いかにも使ってくださいと言わんばかりのガバホールドを使わず、左側から迂回気味に登れてしまうからだ。というかそちらの方がおそらく合理的で、youtubeの動画は迂回ムーブが大半だった。さらに上部は練習しまくれば簡単で、実質中間部だけのボルダー課題だ。そんなイメージが取りついてみたが、連登によるヨレのためか、悪いイメージは一瞬にして吹き飛んだ。ハングを真正面から超えていくムーブの方が簡単に感じたからだ。下から見ると効きそうにもないホールドを効かせて繋げるのが楽しく、使わないと思っていたホールドも全て使って登ることができた。もはやもう1回登りたいくらいで、面白さ的には河又のデザートソングに次ぐレベルだと思う。迂回ムーブの方は、右手のガストンを使う発想がなかったので、使ってみれば迂回ムーブの方がやはり合理的で簡単かもしれない。
以下ムーブメモ
2級=5.12a
下部は5.10a、上部は5.10d
2級+5.10dなので、デザートソングと構成が似ている。
②ぞうりむし(5.11a→5.11b)☆☆☆
2021/08/11 1便MOS
イレブン前半にして、核心を感じさせる動きが3か所もある贅沢な課題。途中で大休憩できるのが残念だが、それでも、このような核心→レスト→核心→レスト→核心の構成があるルートは、同グレードでは滅多にないと思う。
以下ムーブメモ
出だしのオフィドゥスはあまり真剣に入り込まないように、レイバック気味に体をあげる。左足を穴に突っ込みつつ、左手はアームロック、右手は小さなカチがあるのでそれで体を引き上げる(5級)。いやらしい凹角状を登ってレストしたら、6級程度の薄被りをこなす。最後のハングは左側の凹角を体を使いながら(頭を)柔軟に(使いながら)越えていく(5級)。要オンサイト力。
コセロック
②医者の娘(5.12b)☆
1日1便×
③漁師の娘(5.11c)★★
1日1便×
⑩ギャラクシィ(5.12b)★★☆
1日3便×
ロボに引き続き、敗退。今回はバラシさえできなかったので、ロボよりも難しいということになる。花崗岩マジックとよくいうが、登っている身としては真夏でも普通に保持できたので、単純に弱いとしか思えなかった。推察するに、インカットのホールドがメインの課題は真夏でも数グレードしか変化がなく、スローパーや粒を無理やり効かせる課題は数字単位で難易度が変わるのではないかと思う。いずれにせよ、目先の数字を気にしなければ、真夏でも十分に楽しめると思う。グレードに囚われがちな自分には中々難しいことだが、もし打ち込むのであれば、コンディションが悪いシーズン内に片をつけるのが吉だと思う。Youtubeの動画でも説明があったが、コンディションが良くなっていきなり解決してしまうと、今までの努力は何だったんだと感じてしまうと思うからだ。いわゆる酷暑期登攀という部類に近い考え方だが、ロボとギャラクシィ、梅雨前と真夏に取り組んだ課題、どちらもシーズンは終わっていると思っていたが、真夏のコンディションは想像以上に手強いものだと思い知らされた。
⑪ワニワニワニ(5.11b)★★
2021/07/18 2便RP
カンテを登っていく課題。ライン取りが途中から別れる(直登も可能?)のと、最後のムーブがリーチで難度が強烈に変わってしまうので、2つ星のままにする。個人的には3つ星課題。
⑮トータルリコール(5.10b)★★→☆
2019/06/22 1便MOS
下部と上部にそれぞれ核心があり面白い。私のライン取りだと、下部は右上気味に登り、上部は怒涛のアンダートラバースから直上した。左上のボルトを経由して右へトラバースするのが想定ムーブのようだが、リーチで直接上のガバに届いてしまい、最後のボルトを使わないで登ってしまった。全体的にライン取りが難しく、ボルトに沿えば沿うほど難しくなるがそれは個人の判断に委ねられるため、星を1つ減らした。
納涼岩
②トラバント(5.9→5.8)★★★→☆☆
2023/10/19 1便MOS
単調なスラブと思いきや、多種多様なムーブが出てきて面白い。グレードは出だしに集約されているのと、終了点の位置が低く立ち上がる前にクリップできてしまい緊張感が薄れるので2つ星に減らした。
③ゴンベイ2(5.11a)★★☆
1日2便×
本気トライの前々日ということもあり、この日はパートナーのサポートに徹した。スラブで5.11台はあまり経験がないので、まずはトップロープにした。普段はリードでオンサイトを狙うのだが、取り付きが悪そうで(実際には許容範囲内だった)パートナーに迷惑がかかるのが憚られ、スラブとはいえ本気トライしたくなかった。結果は、途中で1箇所スリップ。それ以外は特に苦労しなかった。2便目は、マスターで完登を目指した。トップロープだと完登できそうだったのと、トップロープでも一度完登してしまうと、その課題に興味がなくなってしまうからだった。結果は、1便目と同じようなところでスリップした。結果は同じでも、力の入りようは別次元で、このトライが原因で次の日に疲労が残ってしまったと思う。自分は、80のチカラで登れるパートを80.0000001くらいのチカラで登る能力、つまり怖さで無駄なチカラを使ってしまわないようなメンタルコントロールに自信があった。しかし、この課題でまだまだ能力不足だと痛感した。スラブは怖い。最終的にはスラブで5.13RP、5.12OSの能力を身に着けたい。それが高難度マルチやビッグウォールをオンサイトするのに必要だと思う。
ルートの内容は、左のスラブと同様ただのフリクションクライミングではなく、向きや大きさの違うポケットホールドを駆使して登る必要があり、とても面白かった。中間部で一息つけるので、JECCルートのような連続した悪場感は味わえないが、多様なムーブを堪能できる課題として3つ星をつけたい。
オランジュ岩
⑦ちちくりマンボウ(5.10c)★★☆
2024/04/28 1便MOS
ランナウト注意な課題。自分の実力だと、ギリギリ気持ち良く感じるくらいの難易度だった。もう少し難しければ、ヘルメットしなかったことを後悔していたと思う。とにかくロケーションが素晴らしく、マルチピッチ3ピッチ分くらいの充実感がある。スポーティかどうかはさておき、クライマーなら是非登っておきたい一本。
備考:ジャミングが何か所かあり、クラックをやっていないと怖さも相まって5.11くらいになりそうだ。
コートダジュール
⑥怒涛のレイバック(5.11b)★★★☆☆
2024/04/28 1便MOS
思ったよりレイバックさせられて面白かった。核心部はリーチで破壊してしまったが、パートナーのムーブを見てみると合理性があって納得の3つ星課題だと思った。悪場が長く、湯河原のサマーアイズ~モノリスを彷彿とさせた。個人的には、中里の恐竜王国と双璧をなす5つ星課題だと思う。
⑩ロボ(5.12a→5.12b)★★
1日5便×
瑞牆本では5.12cとなっていて、当然ワンデイするつもりだったが、撃沈した。グレードに対する日数便数の見込みが外れてしまいショックだった。よくよく考えてみると、傾斜壁とスラブで一律のグレード換算をしていたのが間違いだったと思う。去年もカブトムシを落とすのに5.12aなのに2日かかった(イエロークラッシュは、それより弱い時期に2撃)が、今回のロボと比較するとワングレード差のような気がする。確かに上部は難しいが、完全にレストできるので下部の難度でグレーディングしていいと思う。オンサイトグレードなら5.12c、レッドポイントグレードなら5.12bでどうだろうか。といいつつ、レッドポイントする機会が訪れるかは、わからない…。
川乗のブラックジャックでも思ったが、完全レストによりルートが分断されていると、上部で落ちた時のモヤモヤ感がある、実力不足といえばそれまでだが、下部の方が難しくて、下部が繋がったのなら、あとは日数便数をかけるだけの消化試合でしかない。そして一個人のクライマーとしてRPの称号がつくかどうか。宿題のないパートナーにお願いして付き合ってもらうほどの熱量は込められなかった。
星について、完全レストがなければ4~5つ星クラスだと思うが、2パートに分けてしまうと出だしの核心が強烈すぎて他の核心が大した脅威に感じない。最後の最後まで、終了点の目の前まで核心が用意されているのは素晴らしいが、終了点で両手を離して安定できるわけでもないので、2つ星が妥当だと思う。かなり惜しい作品。
以下ムーブメモ
2級=5.12b
2級+5級+6級+6級→レスト→3級+5級=5.12b?
追記:
やっぱり5.12cかもしれない。強くなっていると仮定して、2級ではなく1級が正しいかも。上部核心も3級でなく2級かも。
三ツ星エリア
猿人岩
①竜の巣(5.11b→5.11c)★★
1日1便×
ホールドが欠けてグラウンドしそうになった。
②猿の巣(直登5.11b.左回り5.11a)★
2021/08/27 2日3便RP
このグレードにして2日3便要したのは、少なからずショックだった。花崗岩というのは、チャートや石灰岩のような結露はないにしろ、湿気があると、とたんに登りにくくなるものだとわかった。赤岩青巌峡のみちゃヤダを登ったときも、結露はないが、デッドが全く止まらない現象が起きたが、今回これに先立って金のわらじを登ったときも同様の経験をした。その後、この課題を触ったが、1便では落とすことができなかった。下部は簡単に見えるが、ランナウトで力が入ってしまい5.10-の強度を感じた。1つ目の核心は右手アンダーをハイアンダーで取ってしまうと、右足上げがかなり苦しい。左側の棚からトラバースする方が容易に感じた。そこからクリップで消耗し、2つ目核心へ。ポケットをどう処理するかがキモ。自分のムーブは左手結晶ポケットから、ポケットすぐ上のシワを右手、上部は豆粒を右手、はるか左のガバへトラバースデッド。直上はできなかった。左足を棚のどの位置に置くかが重要だと思う。5.10b+5級=5.11a
【追記】一年ぶりに再登すると、コンディションが良くなり、直登することができた。直登だと4級くらい。5.11bはあるだろう。二つ星の面白さを感じたが、少し左にガバがあり、ライン取りで意見が分かれてしまうので、星を1つ減らして1つ星のままにする。それにしても綺麗に直登できるようポケットが配置されており、自然の美しさを感じた。
軍艦岩
③ゆびきりげんまん(5.11b→5.11c)★★★☆
2022/07/02 2便RP
出だしはグラウンドすると死亡するかもしれないので、ヘルメットがあった方がよいかもしれない。そこから頼りなげなリングボルトでトラバースし、全体的に左上しながら登って終了点に到達するまで、最高に面白い。特別に強度の高いセクションもないので、グレード更新にオススメである。岩は、やはりリスクがあるのがジムと異なるところで、そういう意味でこの課題は、岩の5.11cを登りました、と言うにはぴったりな課題だと思う。出だしはリスクがあるものの易しい。が、緊張感でパンプしてしまい、上部で落とされてしまう。だが、何回もトライするうちに、徐々に慣れてパンプしにくくなると思うので、通えば通うほどゴールに近づく、良い課題だと思う。
⑤ブラッドライン(5.12b/c→5.12d)★★☆☆☆
1日4便×
コロッセオ
左壁
④オスティカ・アンティカ(5.11a→5.10d)★★→☆
2021/08/27 1便OS
ワンデイ5.12aのつもりが瑞牆の湿気で何もできず意気消沈していたところ、OSできて嬉しかった課題。岩の向きに合わせて体をひねるムーブが得意中の得意なので、簡単に登ることができた。純粋な保持力が必要な課題。核心5級。
⑦トップガン(5.13a)★★★
1日1便×
少年タワー
神の手(5.13c/d)☆☆☆
1日1便×