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​41 湯河原幕岩

​MAKUーIWA

※注意:以下の但し書きをご理解の上、お読みください。

(1)グレードについて、個人的感覚により調整しています。性別、身長、リーチによって体感グレードは変わりますが、個人的なブログとしてご容赦いただいた上でご覧ください。なお、グレーディングの基準について、コラム11「グレード解析工房」で説明しています。

(2)星について、100岩では4つ星までついてますが、これもまた個人的感覚により、5つ星までつけています。星の基準については、「00 表記の読み方」で説明しています。グレードに対してこちらは、そこまでの批判は生じないでしょうが、やはり苦労して登った課題の星が下がっている場合があるかと思いますので、よくご理解の上、ご覧ください。

 

正面壁

③No.1ルート(5.10a→5.10d?)★★★?

1日2便×

最後はアンダーで処理。

60mで中間終了点までロワーダウンできると思う。

⑤サマーアイズ(5.10a)★★→☆

2019/02/23  1便MOS

取りつきまでは落ちたら怪我するであろうスラブを登る。ボルトにヌンチャクをかけてA0すればそれほど難しくないが、こういった種類のクライミングに慣れている必要がある。取りつきは広くスパイダーマンの取りつきより断然快適。横に走るクラックが顕著なスラブを登る。両端のカンテは限定かと思いきや、上手にカンテを使って登る必要があるのが面白い。下部は一箇所右のカンテを利用する場面がある。上部は左、右どちらのカンテも利用できそうで、オンサイトトライが楽しくなる。右の方がややホールドが甘く、ここはボルトに沿って左から登るのがよいだろう。

⑥モノリス(5.10a→5.10b)☆☆

2019/02/23  1便MOS

下部のルートは草木が生えていて登れないため、⑤を登って⑥に繋げる必要がある。傾斜があまりないのと各所で休めるため繋げても5.10aくらいだが、2つをあわせると30m近いルートとなり精神的な持久力が必要なので5.10bとした。⑤と同様カンテが甘く、腕に頼れないので絶妙なスラブの立ちこみが必要となるが、こちらはあまり登られておらず、やや自然に還っているためより緊張を強いられる。最後は立木を使ってチムニー登りをする。なお、ヌンチャクは14本以上用意した方がよい。

⑩守屋ルート(5.10a)×

草木が生えている。

⑪ロングラン(5.10d→5.11b,5.9,5.10c/d)★★→△

2019/02/11  1p2便RP

まず出だしのボルトがあまりにも遠すぎる。プリクリップが前提だとしても、これだけ足場が高所でグラウンドすれば大事故の危険性があるルートでこのボルトの位置は理解不能。中間部は特徴的なムーブを使って登っていく。上部に棚があるが土がついていて、これはこれからもずっと土がつき続けるものだと思われ、やや興醒めする。そこから左のカンテ沿いにボルトが打たれているが、これも意味がわからない。トポを見るに、昔⑩のルートがあった時代に⑩を右、⑪を左のルートとして設定したのだろうが、今は消滅しているのだから素直に右にボルトを打つべきだろう。左に行くにもいったん右のスラブをあがってからトラバースする必要があり、余計な緊張と余計に難しいムーブをこなすことを求められる。さらに左のカンテの核心をこなした後は結局右のスラブから終了点へ登ることになる。右のスラブで5.10d、左のカンテで5.11bだと思う。右のスラブに行くときはランナウトかつ直近のボルトの位置が悪いので要注意。全体を通してダイナミックな動きと細かいスラブの動きが交互に続いて緩急があり、かつ高度感は抜群でマルチとしては優秀なルートなはずなのにボルトの位置で台無しになってしまい、残念の一言に尽きる。⑯と一緒にパートナーが登っている姿が見られるが、いつか事故が起きるのではないかと思う。

⑫No.2ルート(5.10c)×

草木が生えている。

⑬ドゥービーコーナー(5.10c)×

草木が生えている。

⑭ドゥービーブラザー(5.10c/d)×

草木が生えている。

⑮スパイダーガール(5.12b)★

5.12bではとてもすまないと思うのだが…。

⑯スパイダーマン(5.12a)★★★★☆

2019/02/11  3日9便RP

特別に難しいムーブはないが、とにかく長く、純粋な持久力を求められる。懸垂ボードによるトレーニングの効果が最も出やすい課題。瞬発系のムーブはほとんどなく(ゆえにスパイダーマンのようなスタティックな動きに終始する。)、あえてボルダーに換算すると5~6級程度ともとれるが、それでこのグレードなのが奇跡的。ムーブは正対の立ちこみに終始するように見えるが、意外と多彩で手順、足順ともに考えさせられる。ルートの途上にレストポイントが各所にあるが、その間一切気の抜けないムーブが連続し、休憩できることでかえってルートがとてつもなく長く感じてしまう。レストを終える度に気を抜けば滑るようなスタンスに神経を擦り減らされながら歩を進めていくと、最後の最後でまともなホールドが出現する。極めつけは安定した終了点から見渡せる山々の展望。ストーリー性は十分すぎるほどで、迫力のある見た目を裏切らないルートの内容、ロケーションに星5つをつけたい。見た感じはカンテの右が限定のように感じてしまうが、登ってみるととてもではないが右のスラブに移ることなどできない。直観的にカンテの左沿いを中心に登ってしまうのには、絶妙に配置されたボルトの位置に理由があるのかもしれない。なお、出だしはカンテの右を利用して本来の左の面に復帰するとよい。カンテの右を限定しようとすると、ルート全体のムーブの強度に対して出だしだけ猛烈に悪くなり、かえって自然さを損ねてしまうと思う。

以下ムーブメモ

ルートの各所に配置されたレストポイントについて。1つ目は3ピン目で、2ピン目でも同じようなレストができるが左足が辛い。3ピン目ではある程度右足にも加重を分散できる。2つ目は4ピン目で、左足のスタンスがわかりにくいが、発見できればステミングで両手レストができる。3つ目は6ピン目で、ほとんど両手レストができるものの左足に全体重がかかり足がパンプしてしまう。ここからの幕山の眺めがよく、2月は梅も咲いており色鮮やかに映る。4つ目は7ピン目から左にトラバースしたところで、これはかなり休める。さらに少し上にあがれば長ヌンを連結した8ピン目にクリップすることができる。ここまでくればほとんど終わったようなものだが、ここで気になるのは、もし4つ目のレストポイントを使わなかったら?という疑問だ。まず若干左にラインがずれるのが気になる。仮にこれを使わないとすると、上部は綺麗にカンテ沿いをまっすぐ登るラインになるだろう。また、レストポイントの設定としても上部に行くにつれ足に負担のかかるレストとなり、クリップもよりハードになっていく。ストーリーは完全に完成したといえるだろう。残念ながら私の実力では4つ目のレストポイントを使わざるを得なかったが、機会があればカンテ直登バージョンをトライしてみたい。

※取りつきまでは左のルンゼを進んでトラバース、左のルンゼから直上と右のルンゼの3種類ある。左のルンゼからトラバースするのは高度感は感じにくいが技術的には一番難しい。荷物を背負っているとバランスを崩してしまうかもしれない。左のルンゼを進んで直上するのは見た目には高度感があって緊張するがほとんど階段上となっており易しい。下りの場合は最後の処理が少し難しい。右のルンゼは取りつきから見る限り一番恐ろしいが、上り、下りともに高度感を感じず技術的にも一番易しい。なお、取りつきにはボルトは打たれていない。近くにある枯れ木でセルフをとる必要があるが、それにしても1ピン目が遠く、室内ジムでしかクライミングをしたことのない人間がこのルートに取り組むのはいささか危険だと思う。

㉓アジア(5.10b,5.10b/c)★★

2019/01/30  1p1便MOS

帰還兵を長くして簡単にしたような課題。レイバックを利用しながらカンテを左、右と切り返しながら登る。足が細かすぎてもはやスタンスに見えないが、手のホールドはしっかりしているので思い切って乗り込んでみると安定した。最後までランナウトして緊張する。

㉛土星人(5.10d)★★→△

2019/03/10  1便MOS

ボルトを打った者は⑪ロングランのボルトを打った者と同一人物だと思う。⑪の時も思ったが、仮にカムのセットを前提としているのならば、もっと高い位置にボルトを打つべきで、なぜマスターだと危険な位置だが、ヌンチャクがかかっていれば普通にクリップできる位置にボルトを打つのだろうか。さらに今回は悪いボルトが3ピン目に打たれており、敗退は事実上不可能となる。センスがないとしかいいようがないが、このルートに関してはそれだけでは済まされないだろう。核心は1ピン目周辺だが、3ピン目の後も頭を捻るステミングムーブがあり、これは面白い。だが、上部に移ると今度は不必要にボルトが乱打されており、緊張感が無くなってしまう。⑪は見方によっては面白いルートとなり得るが、これはボルトの位置のせいで完全に価値が失われたルートだといえる。

㉜ジョリー(5.11b)☆☆☆

2019/03/10  1便MOS

スパイダーマンのカンテを反対にして易しくしたような課題。出だしで左から右にトラバースするところも⑯と反対の動きとなり、途中でスタンスが無くなりカンテを使ったスメアムーブが現れるのもそっくりで面白い。

以下ムーブメモ

核心は出だしのトラバースで、ここはトラバース中にいったんクライムダウンしてみた。トラバースに成功したら、スラブを這いあがっていくが、徐々に傾斜が強くなり、一番傾斜が強いところでスタンスが無くなってしまう。スパイダーマンと同様カンテに頼ったパワフルな動きとなり、スラブの割には腕がパンプしてしまうだろう。その後は傾斜が緩くなり一度完全に休めるが、最後のパートも見た目よりホールドが少なく、最後までカンテを使ったムーブが続き持久力が試される。ヌンチャクは12本以上あるとよい。なお、出だしのルンゼが若干崩壊しており、浮石が各所に見られるので要注意。

㊽サムシングニュー(5.11a)★

2019/03/10  1便MOS

瞬発系課題。上部が核心となるが、下部も易しいもののそれなりに頭を使う。自分のムーブでは、上部はいったんカンテの右側に右上してから、フェースにある限られたホールドを使って直上した。5級くらいのムーブが2つあり、間にクリップを挟むのがルートらしく面白い。オンサイト向きだと思う。

59かずえちゃん・としおちゃん(5.10d)★★★→☆☆

2019/02/23  1便MOS

スラブとフェースの三次元的な登りを楽しめる。この傾斜で三次元を感じられるのは希少性が高いが、星3つにするにはどこか決め手が足りないと感じた。

63スパイダーキッド(5.12a/b)★★★→☆

2023/04/23  3日8便RP

スパイダーマンを登ったシーズンに取り組み、話にならなかった課題。4年ぶりに触ってみると、登ることができた。ワンデイで登れたことに成長を感じられて嬉しい。星は、一つ星だと思う。それなりの見栄えなのだが、スパイダーマンに比べれば見劣りしてしまうし、正面壁はそもそも突出して岩の見た目がカッコいいわけではない。内容は核心一つの課題で、練習すれば核心意外で落ちることはないと思う。カンテの右側が限定なのは明らかだが、右側に移りたくなるホールドがあり、イマイチすっきりしない。ここまでボロクソに言ってしまったが、面白くないわけではなく、一つ星課題としての魅力は十分ある。なにより取り組みやすいロケーションだし、フリークライミングの良さが詰まった課題といえる。

以下ムーブメモ

右手ガバでクリップ(肘を伸ばしてクリップ可能)、左手薄カチ、右足はカンテの左側(カンテの右側だと右手のカンテ持ちが効かなくなる)、右手カンテ(下部のほうが良いが、右足が上がらない、上部は悪いが、右足があがって次のムーブに繋げられる)、左足中央のスタンス、右足カンテ近くの僅かな膨らみに上げる(股関節が固くてキツい)、左手シワ(激悪)、左足を顕著なスタンスにあげる、体を起こして左手壁の真ん中にある横稲妻カチ、右足カンテにトゥで右手上方のカンテに飛ばす

5手2級

64いつか(5.10c)☆☆☆♀

2019/02/23  1便MOS

帰還兵と並ぶ湯河原幕岩が誇るバランス系課題。帰還兵がレイバックの切り返しとクリップの体勢が核心なのに対し、こちらはただ純粋に立ちこみが核心となる。ホールドがあまりにも少なく、バランスをとる以外に利用用途がないくらいなので、真に立ちこみ能力が試される。ボルトの位置的にもあまりランナウトしておらず、集中して核心に取り組める。下部、中部もそれなりに難しく、消耗した後に最後のバランス核心があるというストーリー性に星3つをつけたい。

65リフレクション(5.10d)★★

2019/02/23  2便RP

ムーブが難解で、1便目は5.11くらいあると感じたが、わかってしまえば5.10dで納得した。オンサイトは難しいと思う。

以下ムーブメモ

上部の核心は左のカンテを左足、右足、左足の順でカエル(うんこ座り)のような体勢で立ちこむ。最後は右回りに登ると易しい。なお、下部はカムの使用を前提としているようなボルトの打ち方で、右にトラバースする箇所もありカムなしではやや緊張する。内容は見映えのする大フレークと小フレークの処理があり、フットジャムの要素もあって面白い。

68カマクラ(5.10c/d)★★→☆

2019/03/10  2便RP

下部はカンテを利用すると見せかけて、いったん左にトラバースする必要があるのが面白い。そこから右にトラバースして立ちこむ箇所が核心となる。ホールドはあるものの細かく、ハイステップなどの技術が必要。上部は確かに難しいのだが、ボルトは1本減らしてよいのではないだろうか?

 

茅ヶ崎ロック

喜望峰

⑮シャックシャイン(5.10d)★★★

2019/01/30  1便MOS

マスターでオンサイトできて自信がついた課題。出だしから細かいスタンスをエッジングやスメアリングしながら解決していく。核心ムーブはランジらしいが、かかりの甘いフィンガージャムをきめることができ、スタティックに解決できた。棚にたどり着くまでも一苦労だが、ここでもハンドジャムをきめることができた。ジャミングができないと1グレード上がると思う。棚から先はホールドがまばらに続くが、少なくとも5.9はあり、ランナウトすることもあってかなり緊張した。これが単調な5.9でなくムーブの多彩な5.10台であれば、天王岩上の岩場㉖ミンミン(5.10d)に並ぶ同系統の星4つ課題になっていたと思う。

⑯スードラon攀(5.13a)★★

1日5便×

このところ甘めの課題ばかり触っていたので、ワンチャンワンデイいけると思ったが、駄目だった。でも、この繰り返しで正確なグレード感覚を養うことができるのだと思う。直近の課題(ビッグプレゼント5.12b、海賊船5.12c、野人5.12d)と比較しても5.13aという数字に納得でき、初段というボルダーグレードの感覚にも自分にとっては整合性があると感じた。とすると、昔登ったエゴイストは自分には1級で、はたまた…といったように、自分が勝手に判断したグレーディングに納得感が生まれるように思う。とはいえ、ガメラ本では5.12dになっており、そうすると海賊船が5.12b(youtubeにそのようなグレード感の記載があった)というスライドも十分有り得る。その逆も然りで、スードラはリーチの低いクライマーなら5.13bでもおかしくない難易度だと思うので、結局は自分がどれだけグレードに納得できるか、納得できなければグレードをアップさせてもダウンさせても、それは個人の自由だと思うし、対外的に主張するのも全くの自由だと思う。いずれにせよ、パキッた後に触った課題で初めての5.13a、しかも登れそうとあるので、機会があれば完登を狙い5.13クライマーに復帰したい。

面白さは、単なるボルダー課題なので一つ星の範疇を出ないと思う。だが、ボルトの位置が高難度課題に相応しくシビア、湯河原最難として君臨する課題がメインエリアの中心地に位置しており、そのロケーションとともにネーミングセンスが抜群で、岩肌もなかなかに綺麗だ。単なる課題の面白さ以上に、多くの人の記憶や記録に残る名課題だと思う。

以下ムーブメモ

縦カンテを左手ガストン、右足を右面の磨き込まれたスタンスで左足を浮かしてフラッキング、右手を右側ゲキカチ、左足を左下の棚にクライムダウンで左手左側の薄カチ、右足を踏みかえて左足を顕著なスタンス(かなり左上)、踏み込んで左手を外傾気味のフラットカチ、右足を縦カンテにあげて左手を顕著なガバ。5手初段。棚に足が残らないと難易度が激変する。逆に、リーチがあると窮屈なムーブも存在するので一概には言えないが、人によっては二段もあり得るか?

⑲コンケスタドール(5.12a→5.11d)★★☆

2020/01/20  4便RP

シャックシャインと並ぶ茅ヶ崎ロックの大人気課題。できそうでできないが詰まったやりがいのある課題だ。ホールド、スタンスともに豊富で、クライマーによってムーブが変わり、外岩の面白さを体感できる。リップ手前の薄カチは使わなかったが、身長が低いと使う必要があるかもしれず、その場合は5.12aでも全くおかしくはない。

以下ムーブメモ

出だしは直角型フレークの上部を右手親指で引っかけ、上部のガバカチを左手で保持する(3手、6級)。左足をあげて右足をやや外傾した顕著なスタンスに乗せて、クリップ。リーチを活かして左手クロスで平行カチの左側を保持(深くねじこむ)、平行カチの右側を右手(薄いが気合で頑張る)、左足をあげて右上の縦カチに右手ガストン。やや深めのスタンスを右足、でかいスタンスに左足を乗せる(3手、4級)。フレークを左手アンダーで保持、右上のカチを右手、もうじきバカンスのスタンスを右足。クリップ。激薄カチを左手で頑張って保持し、上部の薄カチを右手で保持(素直に登ると左手になってしまい、手詰まりとなる。)。左上の斜めカチを左手で保持。足をあげてリップ(右側がよい)を右手で保持。左足を調整して左手マッチ(5手、4級)、右上のガバカチを使いながらウィニングラン。

㉑帰還兵(5.10c)★☆☆♀

2018/01/27  4便RP

レイバックの切り返し。ボルト3本ながらムーブが凝縮されており、クリップもルートクライミングの醍醐味の一つであることがわかるだろう。腕の力に頼り、足の力で解決できなければ、この先に取り組む5.11~5.12台で行き詰ってしまうと思う。その意味で、あまり力のない5.10クライマーのうちに集中して取り組むことをおすすめする。

テレホンクラブ(5.12a→5.11c)★☆

2020/01/20  8便RP

ハイボルダー。下部、上部に核心があり、最後まで面白い。

以下ムーブメモ

下部(2手、4級)は右手縦ガバカチ、左手薄カチで、右足を右下の顕著なスタンスに乗せて、右上の縦カチに右手デッド。左足を中央真下のスタンスに頑張ってあげて、2ピン目右下の薄ガバに左手デッド。右上のガバが濡れていたのでここでクリップ。右上のガバを右手、棚左側のかかりのよい面を左手、棚右側の面に右手デッド。足をあげて、斜めリップに左手デッド(フリクションが良すぎて手が離れなくなった。)。上部は3手の5級か。上部のガバが濡れており、そのせいでハードなムーブとなってしまったが、乾いていれば上部は簡単かもしれない。その場合は星1つで十分か。なお、右手初手のガバカチに水が上部の木から永遠に滴ってコンディションが悪かった。ガバカチの上一帯を雑巾で拭き、ガバカチを雑巾で拭き、チョークをまぶし、ブラシでブラッシング。とどめにティッシュ3枚をガバカチに詰め込んで放置することで使えるホールドになった。グレードは下げたが、右手初手のガバカチは限定かもしれない。左手初手よりも悪い薄いカチで右手スタートすれば、トポに記載のとおり1級の可能性あり。

桃源郷

④憧れのハワイ航路(5.11a)★★

1日1便×

ど敗退。

⑧ダイヤモンドヒップ(5.11a)★★

2019/12/30  2便RP

「みじかしい」系の一本。ヒールフックを使ったムーブが現代的で面白い。ヒールに使うスタンスはしっかりきめないと抜けてしまい、よい練習になると思う。核心部(2手、5級)で使えるホールド、スタンスがはっきりしており、室内ジムのような感覚でクライミングを楽しめる。核心を抜けた後はクリップを含めて気の抜けないホールド、ムーブが続き、限界グレードならかなり充実すると思う。

⑩シルクロード(5.7)☆

2018/01/27  1便OS

アクセスがよく、見晴らしがよく、十分に長さがあり、初心者にオススメしたい一本だが、外岩クライミングの下地がある程度ないとリードするには厳しい。リスク管理ができない人は傾斜のある課題をやった方が、たとえグレードが高くてもかえって安全なので、場合によってはトップロープがよいと思う。

⑰とけいワニ(5.10c)★★→☆

2020/01/20  1便MOS

下部のスラブだけで5.10cはあると思う。足を信じられるか。上部は右に逃げてしまったが、まあまあリーチがないと右に逃げられないし、トポに記載のとおり直上のラインも無理なく引けそうだったので、そうすると星2つで妥当な課題なのかもしれない。

アリババの岩場

㊴アリババ(5.10b)★★

2018/01/27  2便RP

師匠に案内された思い出深いルート。鈴木昇己ガイドが登りやすいようにトップロープやヌンチャク延長をしており、ありがたく使わせてもらった。今なら不快に感じてトライするのを辞めてしまうだろうが、初心者のあの頃はラッキーとしか思わなかった。クライミングスタイルも大事だけど、住み分けというか、批判されることも多い湯河原だけど、それぞれのエリアごとに正義があってよいと思う。

余談

最後のヌンチャクを一瞬掴んでしまって、でも完登にしてしまった。「使わなかったことにします」と師匠に言ったら、「じゃあ見なかったことにする」と返された。いまだに覚えている。

㊸アラジン(5.10c/d)★

1日1便×

死ぬほど悪くて師匠と二人で苦戦したが、今なら登れるのだろうか。

㊼シンデレラフェイス(5.7)★★

2018/01/27  1便OS

師匠にオススメされたルート。ほどよく緊張感があって楽しかった記憶がある。

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