31-2 奥多摩御前岩
GOZENNIWA
※注意:以下の但し書きをご理解の上、お読みください。
(1)グレードについて、個人的感覚により調整しています。性別、身長、リーチによって体感グレードは変わりますが、個人的なブログとしてご容赦いただいた上でご覧ください。なお、グレーディングの基準について、コラム11「グレード解析工房」で説明しています。
(2)星について、100岩では4つ星までついてますが、これもまた個人的感覚により、5つ星までつけています。星の基準については、「00 表記の読み方」で説明しています。グレードに対してこちらは、そこまでの批判は生じないでしょうが、やはり苦労して登った課題の星が下がっている場合があるかと思いますので、よくご理解の上、ご覧ください。
フレンチとデシマルについて
トポではフレンチグレードで表記されているが、個人的に感じたグレードをデシマルグレードで併記している。また、ロクスノにおいてグレードの改定が行われた場合は、フレンチグレードに[→]を用いて訂正を行う。デシマルグレードはあくまで私の感じたグレード感を表記しており、公で公開されているグレードの比較表とは一致しない。甘いグレーディングについて特に異議があるわけではないが、100岩場のグレーディングを全て改定しない限りは、近場の岩場でも、国内の遠征先でも、グレードの乖離が生じてしまい自分の中で説明がつかないため、体感のデジマルグレードを併記することにした。御前岩グレードは、フレンチグレードとして受け入れることで、海外の遠征で役に立つことがあるかもしれない。
エレファントロック
東面
0カロリーメイト(6c+,5.11a)☆☆
2020/11/07 1便MOS
御前岩によくある核心1手モノではなく、スタートからゴールまでストレニュアスなクライミングを楽しめる。中間部はリーチを活かして左にトラバース、その前後も悪いムーブが続いたように思う。ルートの長さも十分で、途中で休めてしまうハートブレイクよりも面白く感じた。傾斜はこちらの方がさらに緩く、スラブの感もある。
0ミートテック(6b+,5.10b)
2019/06/16 1便MOS
1ピン目のボルトから滲みだしているのがとても気になる。ボルト以外に原因があるとは思えない。どうやったらボルトから滲みだすんだ?また、あまり登られていないのでホールドが剥離しそうで恐ろしく、ランナウトもするのでアルパインをやっている気分だった。傾斜があまりないうえにステミングを多用できるので前腕が張ることはあまりないと思う。終了点直下が若干ブランクになっているのがちょっと面白かったが、星はつけないことにする。
①わがままボディ(7a,5.11b)★
2019/02/02 2便RP
核心部は、それまで豊富にホールドがあったのに、いきなり上部がブランクになるところが面白い。核心の前後はそれほど難しいわけではないが、とにかく長くランナウトするので落ちたくない一心となる。核心がもう1つあれば星2~3つになっていただろう。
以下ムーブメモ
核心はダイアゴナル3連続からのアンダー3連続(5級)。ダイアゴナルは身長がないと厳しい。アンダームーブは身長差は特に関係ない。かかりの浅いアンダーを右手で保持し、左手をマッチできるか。うまくいったなら、右のガバアンダーを右手で保持でき、次のフェーズへ進むことができるだろう。
追記:核心部はアンダー以外にも多彩なホールドを利用できるようだ。
追記:4年ぶりに再登。どの課題もそうだが、再登すると、どの課題もより面白く感じてしまう。マスターだとかなりキツかった。核心は、おそらく4年前がデッド、今回はスタで登った。それでもムーブの難易度が変わることはなく、たぶん5級だと思う。5.10d+5級に感じたが、マスターなので5.10c+5級=5.11bにしておく。ダイアゴナルまでが5.10c(5級)、トラバースが5級。
②ハートブレイク(6b+→6c+,5.10d)★★→☆
2019/02/02 1便MOS
アップルート。ガバばかりだがラインの横幅が広いため、ライン取りに間違うとホールドは何もない。ルートファインディング能力が必要で、傾斜もそれなりにあるので油断はできない。傾斜が緩くなる上部で休めるようになるが、限界グレードでは休まりきらず落ちてしまうかもしれない。日本においてこれだけ長くてこれだけグレードが低いルートは珍しく、一登の価値あり。
③APA(7b,5.11d)★★→☆
2020/04/04 2日3便RP
1年前に怖すぎて封印した課題。1年後に取り組んでみると、2便で登ることができ、成長を感じられた。核心は5級くらいだが、手前から5~6級の悪いムーブが続き、ランナウトも相まってかなり難しく感じる。核心後にスーパー大レストができるが、それでも最後に落ちそうになってしまいそうな箇所がある。マスター初見だとメンタルが必要。星について、難しいパートが各所にあるとはいえ、核心は実質1箇所で、全体的にまとまりのない内容のため、星1つとする。なお、このルートは滲みだしに強い。
⑦アスリーツボディ(7c+,5.12b/c)★★★★→☆☆
2020/04/04 3日8便RP
核心部のムーブの解決方法を楽しむ課題。何回か練習すれば、上部は問題がなくなり、下部もほぼアプローチになるため、残念ながら星4つとはできなかった。しかしながら、超有名課題で、歴史的にも非常に価値があり、カンテの一番見映えのするラインということで星2つとする。なお、核心手前のボルトは長ヌン連結にするとクリップで消耗せずにすんだ。グレードについて、5.12c(自分の体感グレードに正直になり、批判を省みず5.12b/cとした。)でも甘い感じがするが、リーチで解決したセクションが3つあったので、女性だと相当難しくなるかもしれない。また、下部はまっすぐカンテに沿って登ることができ、上部も核心の先をカンテに沿って登る(上部はこれが正規のライン)ことができる。上部はともかく下部は繋げるとかなりの難度になり、かつ休めないため、そうなると5.12d/5.13a相当のグレードになりそうだ。強くなって機会があれば試してみたい。
以下ムーブメモ
右足を斜めの棚にヒールして、右手をピンチ。左足を斜めの棚の左上に置き、右足を踏み込める正対したスタンスに突っ張り、クリップする。左手を右手の上に縦マッチ、側対で右足を顕著なスタンスよりも左上、カンテ上のもっこりした丸長スタンス(完全に側対できるので左足は適当でOK)、右手を黄&白い丸カチ、左足をミニ四角スタンス、左手を縦ガバの上部、右足を2つある中の下側のスタンス、右手をカチガストン、左足を薄いスタンスにあげる、ガストンを効かして重心を右側に寄せつつ左手ミニアンダーにちょいデッド、右足を薄いスタンスに少しずつあげ、棚ガバ(左)に左手デッド(6手、2級)、棚ガバ(右奥)に飛ばして、左手を棚ガバ(左)。足を切って左上のガバ、上部のガバ、さらに上部の縦ガバ(上の方)、クリップ、ボルト右のガバ、左足ヒール、左上のガバを左手、その右上のカチを右手で縦ガバへ右手デッドガストン(パツパツ)、左手マッチ、右側の縦クラックガバを右手、左上のガバを左手、その右上を右手(両方向きが悪いがガバなので耐える)、右上のガバを右手デッド(パツパツ)、足を切って縦ガバを左手、右手終了点ガバ。
⑧GYA-GYA(8a,5.13b)★★☆
6日14便×
2級(5.12b)+初段
⑪ベルリンの壁(7c+,5.13a?)
1日1便×
不可能に感じた。アンダーから上の外傾(甘すぎる!)カチではなく、はるか左のカチか?
11-2 Big Wednesday(7b,5.11b)☆
2020/04/04 3便RP
核心のクリップは下からできるが、ヌンチャクを長くしないと難しい。自分には易しく感じた課題だが、核心で手数がかかってしまう人には7bクラスのムーブ強度と見て間違いないだろう。上部は易しいが傾斜が変わり、かつランナウトしているので注意が必要。ロワーダウンでロープがかなり痛むので、ゆっくり降ろそう。
以下ムーブメモ
左手アンダー、右手ガバで縦ガバカチに右手デッド(パツパツ)、側対で少し上のガバカチに左手レイバックデッド(2手、4級)。
⑭89番目の星座(7c+,5.12c)★★★
2021/11/28 4日10便RP
アスリーツ、DAIJA、星座の中で一番苦労した課題。この3つの課題は、7C+ということ、ホールド(アスリーツは全景)の形状が特徴的であることについて、共通点があり、比較することができる。形状の特異さでいえば、それだけで全て星2つをつけられるが、星座はムーブの面白さ、ランナウト、ライン取りの点でストーリー性があり、個人的には頭一つ抜けて面白く感じたため、星3つとした。石灰岩らしからぬホールドで、ただ正対下引きで単純保持し、足位置を調整するだけの内容。それだけなのだが、それがとても面白かった。特に、存在しないように見えたクリップポイントを発見したとき、最後のトラバース核心の一手のために足位置を調整したときに、今まで経験しなかったクライムダウンの技術が必要となり、このグレードを打ち込むクライマーにして新しい発見があったのが嬉しかった。
以下ムーブメモ
右手ガバカチ、左手縦ホールド、左足を左の面の突起スタンス、左手インカット薄カチ、右足を次の右手&左手マッチの真下にあるスタンス、左足をカンテ沿いの目立つ突起(左足を中央に寄せたいが、寄せると左手インカット薄カチが効かなくなる。かといって左足を左端に置いても次の左手マッチで振られてしまうが、がまんするしかない。)、外傾スローパー(無理やりカチ持ち可能?)に右手デッド、左側の薄カチに左手デッド、右足を斜上カンテの目立つスタンス、指3本捻じ込めるポケットに左手マッチ(あえて右手は悪い右側のホールドを先に保持する。)、右側の隠れポッケカチ(右側)右手デッド、(左側に)、右足を右側の平面スタンス(右)、左手マッチ、右手をボルト真下のカチ、左足踏み変え(右側の方が足が切れにくい)、右足だいぶ下のスタンス、クリップ、両足ステミングで外傾スローパー、マッチ、左足顕著なスタンス、右足を上からは見えにくいスタンス(下にある)、ガバを右手。核心部全て含めて、14手1級。
上部は右に寄りすぎず、左足のスタンスを意識しながら直上気味に登る。右足ヒールはしなかった。
⑰Cerveza(セルベッサ)(7b+,5.11d)★★→☆
1便×
下部核心が3級くらい。上部核心は4級くらい。下部は抜けたが、中間部で休むのがめんどくさくなり、ちょっと余裕がない方がオンサイトを楽しめるだろう、と思って登ると、落ちてしまった。取り返しは、つかない。
⑱ハルドラ(7a,5.11b)★★
2021/11/28 1便MOS
見映え抜群のルート。左に行くほど難易度が高まるこの壁にとって、ハルドラは入門的なルート。高グレードならば、まだありえそうな壁ではあるが、この低グレードにしてこのような高度感を味わえるルートは他にないのではないだろうか。ルートの内容は中間部の核心一発勝負で、下部、上部と関連性がないことが残念だが、上部のガバをぐいぐい登るのが気持ちよく、一登の価値があるといえる。核心部は4級に感じた。
備考:ルート名の由来は晴海(初登者の名)・”ド”ランジの略
南面
⑲奥多摩は魔女(7a,5.11b)☆☆→★
1日1便×
上部が濡れていて手におえなかった。ガバを左手ガストンで、右上のガバを頑張って取りに行く。下部が本来の核心だが、ホールドがかなり細かく、4級程度に感じた。
⑳WASABI(7b→7a+,5.11c)☆
2019/03/09 2日5便RP
全体的に粉っぽくボロボロ削れるのでグラウンド注意。核心周辺はある程度磨かれており問題なし。典型的な核心が終了点直下の課題だが、そこまでのパートがやたら簡単なのに興がそがれる。核心のボルダーセクションを取り組むために下部をわざわざリードしているような気がして面倒だが、終了点直下でデッドに成功すればガバなのが気持ち良く、星1つをつける価値は十分にある。
以下ムーブメモ
核心(4級)は右手をかかりの浅いナナメガバで保持して左手でポケットを引っかけるところ。ポケットは中指、薬指、小指の3本で保持するとよい。保持できたら、足の位置を調整して右上方のガバにデッド。右足はステミングのようにするとよい。
㉑もえぎ(6b→6c,5.10d)☆
2019/03/09 1便MOS
持久系課題。例によってラインの間隔が広いため自由に登ることができるが、ラインの左側を登るパートが多い。核心は終了点に向かって左から右上するところで、それまでにパンプしてしまうので終了点落ちする人も多いだろう。全体を通してスタティックに登ることができ、マスターでも不安なくクリップすることができた。ロングルートで同じような負荷がかかり続けルートクライミングのパンプ感を堪能でき、核心が最後に配置されているのが素晴らしい。面白いムーブがこれといって無いのが残念だが、アップには最適だと思う。
㉒蕎麦太郎(6b+→6c,5.11a)★
2019/03/09 1便OS
長くて気持ち良いが、中間部からいきなり難しくなるように感じた。また、終了点がガバでなく、あまりすっきりしない。クリップも厳しく、マスターでは難度があがるだろう。
㉔なめなめくじ(6c+,5.10d)★
2020/11/15 1便MOS
オンサイト向き、出だしのムーブはかなり読みやすいが、思ったより悪い(6級)。中間部のムーブ(6級)は読みが外れたが、悪そうな穴ポッケの効きが良く、安定して解決することができた。
㉕お尚(7a+,5.11c)★☆
2019/03/09 3便RP
瞬発系課題。ムーブ、クリップが難解だが、わかってしまえばグレードに納得できる。派手なボルダー核心が3連続し、いかにも石灰岩らしく楽しい課題だった。
以下ムーブメモ
1ピン目はプリクリップ、2ピン目は並行カチ群から、右上にある横カチを中継して、顕著なカンテっぽい縦ホールドを保持してクリップするとよい。ホールディングにコツがいるが、うまく保持できれば難なくクリップできる。左手をミニ三角アンダーで軽く保持したら並行カチ群にスタンスを移し、コルネに左手デッド(5級)。さらに右足を上のスタンスに移し、コルネ右のミニガバに右手デッド(5級)。途中にある浅いアンダーとコルネの上部は悪いので使わなかった。そこからガバで4ピン目をクリップしたら、右足キョンで右手をクロス(5級)。ややリーチが必要か。そこから上はダイナミックなムーブはあるもののガバだらけで易しく、課題の終わりに花を添えてくれる。
㉖DAIJA(7c+,5.12c)★★★→☆☆
2021/10/31 2日9便RP
自分には到底不可能だと思っていた課題。アスリーツボディを完登した後でも、登っていないにも関わらずDAIJAとはかなりのグレード感の差を感じていた。というのも、DAIJAを完登しているクライマーは、はた目から見てかなりベテランの威圧感のある方ばかりで、自然とトライするのを遠慮してしまっていた。実際に触ってみると、やはり話にならなかった。それから1年後、1便目はやっぱりダメだったが、一番の核心パートを一発で抜けることができ、可能性を感じてしまった。そして下からトライすると、繋がってしまうではないか。結局その日の8回目くらいのトライで完登できてしまった。ボルダリングだとすると、10便かからないのは驚くべきことである。できないことがいきなりできるようになる、いかにもボルダリングらしい課題だった。星は1つくらいだが、蛇のような見た目を考慮して星2つとする。核心は1級くらい、抜けた後は3級くらいだと思う。ムーブについて、ホールドが適度に散らばっており、人によって自由にムーブを組み立てることのできる課題がある。これはしばしば星3つ課題とされ、オンサイトに向いている課題と紹介される。DAIJAはこの対極で、ただ一つのムーブを要求される。しかし、体格差によって難度が変わりにくく、ムーブが固定されることで限定やライン取りについて意見が異なることがなく、それはそれで非常に価値のあるラインだといえる。しかしながら、ネットに同じ動きのムーブが大量にあがっているため、本ページでわざわざ説明することは控える。
㉗ぬかよろこび(7c,5.12a)★☆
2020/11/08 2日9便RP
結婚に伴う半年の休業からクライミング復帰後、外岩初の成果。御前岩最高グレードの7c+から1グレードしか落としておらず、土日で完登できたのには大変励まされた。復帰後もなかなか室内ボルダリングのモチベーションが上がらず、外岩から遠ざかっているとクライミング仲間を誘うのも憚られ、勇気を出して御前岩パーティーに混ぜていただいた。すると、土日連日でトライしてくれるパートナーが見つかり、動画撮影、完登、ネットで課題名をしこたま検索する、翌日完登動画を眺め続け、この日記を書き、次はどこの岩場に行き、どんな課題を落とそうか、考える。あっというまに結婚前の自分に戻ってしまった。クライミングは、最高だ。そして何より、間が空いても今までと変わらず、一緒にクライミングをしてくれるパートナーに感謝したい。
以下ムーブメモ
出だし大きな岩を両手でつかむ、両足をガニ又であげ、顕著なガバを保持、クリップ。呼吸を整え、変な平たい三角棚に右手、よく効くアンダーに左手、ごちゃごちゃしたホールドの右奥を右手(全ての指で無理やりカチ持ち、指が太いと持ち感がかなり悪くなるらしい)、外傾ミニカチを左手(少し上に同じようなミニカチがあるがそれの方がやや悪い)、右足、左足を上げて、左上の縦ミニガバコルネに左手デッド、左足の位置に右足を踏みかえ、左足を外傾(かなり外傾しているのでコンディションが悪いとスリップする)スタンス、ミニガバに右手デッド(4手、3級)、大蛇のガバに左手、クリップ。ミニガバに右手、大蛇のガバ棚に左手、縦ガバに右手でいったんレスト、大蛇のガバ棚に左手でレスト、右側のミニカチに右手(こうすることで次の一手が窮屈にならない)、右手で保持した縦ガバを左手で保持し、右側のコルネを右手、さらに右側のガバコルネに飛ばす。足位置(左足の絶妙なスタンスを発見するのがコツ)を調整し、クリップ。レストしたら、ガバを両手で保持、左足を次の一手の真下にあるスタンスに移し(顕著なスタンスを選ぶと2手先の右手が苦しい)、左上のカチを左手で保持、右足キョンで右手アンダー、右足をコルネの一番上、左足も1つ上げ、縦ガバへ左手デッド(5手、4級)。後は道なりに。3級+4級の持久系で5.12a。中間部はかなり大蛇よりに登ったので、直登すると5.12bくらいになるかもしれない。また、2つ目の核心はムーブが難解で徐々に紐解く楽しさを感じた。
㉚息子の名は友希(6c,5.10d)☆
2020/11/08 1便MOS
出だし核心(6級)。その後もストレニュアスなクライミングが続き、限界グレードだと最後に落ちてしまうかもしれない。出だしのコルネがいかにも石灰岩らしく、その後は河又のイヤーイヤを簡単にした感じ(バランス要素はない)で楽しめた。体感グレードは上記のとおりなので取りつく際はご注意を。
ドラゴンロック
㉝キープフォレスト(6b,5.10b)☆
2020/04/04 1便MOS
ホールドがまるごともげそうな箇所が数か所あるが、御前岩あるあるというか、まあ大丈夫だった。縦ホールドが多く腕が張り、アップにはちょうどよいと思う。
㊳ジャガークロス(6c+,5.11a)★☆
2021/12/05 3日3便MRP
手順、足順がとにかく素直じゃない。岩が苦手なクライマーはドハマり必須な課題。要所要所核心があり、ユニークなレストポイントもあって納得の星2つ課題。
以下ムーブメモ
出だしは側対ムーブがハマりにくいが、フィジカルを効かせて頑張る。最後は左手アンダー、右手ガバカチ、左手無理やりマッチ、右手ガバへデッド、終了点手前ガバへ左手デッド。終了点がガバじゃないように見えるが、奥の奥に薄いガバがある。
追記:久々に再登したが、完登できなかった。5.11bくらいに感じた。ただ、レストをきちんとして、コンディションがよければ5.11aかな?。核心は出だしが6級、上部が5級だと思う。中間部もむりやりグレーディングしてグレード解析工房に記載しようとしたが、できなかった。大五郎やオーバードライブもそうたが、個々のセクションを分割してグレーディングできないくらい、同強度の動きが連続する課題が、評価の高い課題のなのかもしれない。3つ星かな?と思ったが、全身レストがあり、最後のガバが終了点の右奥にあり発見しにくいので、3つ星に近い2つ星課題とする。
㊴ドラゴンホール(6b,5.10b)☆
2019/04/27 1便MOS
デカい穴を使ってステミングで休憩できる。が、穴の中は使われていないホールドが多く、穴のすぐ左から直上するのが正解のようだ。穴付近は脆そう。追記:ボルトに沿うようにまっすぐ、アンダーホールド等を利用しながら登ることができた。ただし、御前岩全体がそうだが、丸ごと剥離しそうなホールドが所々あり、直上する場合も(下部は特に)注意が必要。
㊵蒙古タンメン(7a+,5.11d)★★★
2020/03/07 3日7便RP
ホールド、スタンスが多彩で、自由にムーブを起こすことができる。岩も比較的安定しているように感じる。聖人岩㉗黒山讃歌(5.11b)と同じような内容。こちらの方が長くムーブも多彩で持久力が必要。核心は5級くらい。ちなみに、出だしと上部のキーホールドから滲みだすのでその場合は手に負えない。1年前に軽くRPしようとしてついに登れず、1年後に訪れた際、これは無視してアスリーツボディをトライしようと思っていたが、宿題というのものは自分が思っている以上に気にかかるもので、思わずトライしてしまった。結果、その日の2便目で登ることができた。1撃とはいかなかったが、それなりに余裕を持って登ることができ、1年間の成長を感じられて嬉しかった。
以下ムーブメモ
出だし縦ホールド右手、薄いスタンスを左足、バランシーな側対でアンダーガバを左手。右足をあげて上部のカチを右手。足を左側のラインに大きくステミングしてクリップ。糞カチを左手で保持して、右側のカチへ右手を伸ばす。左足キョン、右足ステミングで絶妙なバランス感を維持しながら上部のカチを左手で保持。道なりに進んで核心へ。スローパーを右手、左足を左側に大きく開いてから、顕著なカチを左手で保持、右手を左側のがちゃがちゃしたホールドに寄せる。足を少しあげてリップに左手デッド。リップの先の薄ガバ(ねじこめばガバになる)を左手、縦ガバを右手、右足を薄いスタンスにあげ、左足をリップにあげて終了点ガバへ右手デッド。
41-2
Flagile(7b+,5.12b?)
1日1便×
コルネは、一番下のカンテホールドを右手で持って効かせる?