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​​28 高麗日和田山

​HIWADAーYAMA

※注意:以下の但し書きをご理解の上、お読みください。

(1)グレードについて、個人的感覚により調整しています。性別、身長、リーチによって体感グレードは変わりますが、個人的なブログとしてご容赦いただいた上でご覧ください。なお、グレーディングの基準について、コラム11「グレード解析工房」で説明しています。

(2)星について、100岩では4つ星までついてますが、これもまた個人的感覚により、5つ星までつけています。星の基準については、「00 表記の読み方」で説明しています。グレードに対してこちらは、そこまでの批判は生じないでしょうが、やはり苦労して登った課題の星が下がっている場合があるかと思いますので、よくご理解の上、ご覧ください。

 

思い出

フリークライミングを初めて3ヶ月目、初めてのフリーの外岩だった。意気込んで行ったが、松の木ハングの5.9というグレードに驚かされた。そのときは「みんな登ってホールドが磨かれているんだよ、5.9では辛い」との励ましの言葉に救われたが、今ではばっちり5.9だと思う。まずアンダークリングフェース(5.7)をトップロープで登ったが、山からクライミングの世界を知った自分は、絶対落ちてはいけないと思い、テンションを言い出せなかったのを覚えている。結局トップロープでも完登できなかった。T-wall江戸川橋で知り合った区役所の職員の女性と再び出会い、ここから約1年間非常にお世話になった。面倒見のよい方で、私に支点構築の方法などフリーのいろはを教授いただいた。ものすごく丁寧で、今まで出会った山岳会系のオヤジたちとは態度が違ったため、フリーをやってる人はまともな人なんだと思った。だが、松の木ハングをフォローで登ったとき、当然右に逃げ、最後はA0で死にもの狂いで這いあがったとき、その女性は仁王立ちのような姿勢でよそ見をしており、「あぁ、やっぱりクライミングをしている人はみんな頭がおかしいんだ…」と思った。今思い返すと、フォローのビレイ中に景色を見ていただけで、フォローのビレイでそこまで神経質に心配するはずもなく、私の勘違いであった。

 

男岩

①5.6

②北面ハング(5.9)

⑧重箱ルート(5.10b)★

⑨5.8

⑩5.7

2019/03/21  2日2便MRP

2年前は出だしでテンションしたはずだが、今やってみると簡単すぎて拍子抜けした課題。当時はつづら岩東面のⅢ級も登れなかったので、⑬バルジと勘違いしたわけでもないか?上部はホールドが細かく、傾斜もそれなりにあって面白いが、支点はやはり脆弱である。

⑪アンダークリング・フェース(5.7)

1便×

⑫クラック(5.7)

⑬バルジ(5.8)★★

2021/07/17  2日2便MRP

RCCボルトにびびって途中敗退してしまった。普通にカチでむずい。

追記:3年半ぶりに触ってみると、当たり前だが登れた。核心は綺麗なボルトに打ち替わっていたが、下部はやはり古いボルトとなる。もはや簡単すぎてグレード感がよくわからなかったが、5.6を登れたパートナーが歯が立たなかったので、グレードどおりか。

⑭ステミング・フェース(5.7)

2018/01/14 1便MOS

Ⅴ級。名前の割にはステミングをあまり使わない気がする。ステミングを使う前のフェースの方が難しい。ステミングができないとフェースの上で苦戦してしまうのだろうか。

⑮松ノ木ハング(5.9)★☆

2018/01/14 2日2便RP

初めて登った時、岩場が初めてだったこともあり、これが5.9かと驚いたルート。ハングは左側から越すと5.10b/cらしいがあまり自然でなく、直登した方が面白いと思う。左右のカンテを使わず、ハングにあるホールドだけでリップ上にあるガバを取りにいくことができる。上部のフェースは左のラインと右のラインがあるが、右のラインが5.8くらいあって難しい。左のラインは5.7くらい。ホールドが豊富にあるので、どれを使って登るか、岩に対する慣れも必要だと思う。他のルートと同様にランナウトする。

推薦ルートの記事より移設(3つ星が増えてきたので落第)

ハングからのかっちりしたフェース。ルートの長さもちょうどよく、いい具合にパンプすると思う。これが登れないと、河又などのフリーの岩場の傾斜には耐えられないだろう。登山からクライミングの世界に入った方に、フリークライミングを味わえる課題として是非お勧めしたい。

⑯リッジ(5.7)★

2018/01/14 1便MOS

Ⅴ級。ハーケンなので緊張する。出だし核心。

⑰左ルート(5.6)

2018/01/14 1便MOS

Ⅳ級。⑱と間違えた。

⑱クラック(5.5)★

⑲クラック右(5.5)

2018/01/14 1便MOS

Ⅳ級。傾斜があまり無いので落ちたら怪我をする。上部の岩の切れ目から登る。

⑳右ルート(5.6)

2018/04/08 1便MOS

Ⅳ級。⑲の岩の切れ目の右手にある、小垂壁を越える。

㉑出稼ぎルート(5.10d)☆

2021/07/18  1便MOS

手順が素直でなく、難しい。体感5級。最後はホールドじゃない平面を押さえつけて登った。ある程度フリーをやっていないと厳しいか?

㉒5.9

㉓5.6

 

女岩

①北面フェイス(5.9)

②鼻ハング(5.10d)★

③チムニー(5.6)

④ニュー・レフト(5.10a)

⑤左ルート(5.10b)★★★

2018/01/14 4便RP

すべてはこのルートから始まった(?)。私も無事始まることができました。最近ボルトが打たれてリードできるようになった。出だしのフェースからテクニカルで、ここのパートですでに登れない人もいるだろう。フェースを越えたらデカい棚で少し休むことができるが、ノーハンドレストはできないため、消耗した状態でハングに突入する。ハングの下部にはムーブがあり、単なる正対登りでは解決できない。ハングの上部はパワーがあればどうにかなるが、最後まで前腕が消耗するホールドが続き、油断できない。下部から上部まで変化に富み、終了点で両手を離して安定することができる。室内ジムより高さがなく、グレードも今では入門レベルになってしまうくらいだが、歴史を感じる良いルートだと思う。ちなみに平山ユージが初めてクライミングをしたとき、このルートだけ登れなかったのは有名な話。

⑥ど真ん中(5.11a)★★→×

探ってみたが、登るのは不可能に感じた。

⑦さらまん(5.11b)☆☆

2019/05/12  2日5便RP

さらなる限定ルートとあるが、実際に登ってみると限定は感じず、良質なルートだった。確かに⑧のラインと密接しているが、⑧を完登した後であれば気にすることなく取り組めると思う(顕著なクラックから右側を限定した課題だといえる。右側が自由だと⑧となる。)。下部はオリジナルのラインとなるが、途中で⑧と合流する。⑧で使う大フレークからさらに左の中フレークを使って直上していく。最後の乗越しはそれまでのパートに比べるとだいぶ易しい。このルートでしか使わない面白いムーブが2つあり完成度が高いが、下部と最上部が易しすぎるため星2つとする。なお、核心部で私が使ったホールドは全くチョークがついておらず、細かい限定については全く把握していない。もしかしたら先人たちの考える「さらまん」ではないかもしれない。一人の人間が、見出したラインの一例だと思ってほしい。

以下ムーブメモ

核心(4級)は左手でミニカチをつまんで右手を中フレークから縦ホールドに飛ばすところ。さらに右手を⑧の核心ホールドに飛ばして、左手をアンダーへ。ここからアンダーを使ってパワフルに体を起こすムーブが面白い。

⑧中央(5.10d)★★★→☆☆

2018/04/08 3便TR

女岩全体がそうだが、グレードにはTR課題であることも加味されていると思う。直上することを意識しないと途中から⑨に合流してしまう。下部がバランシーで上部にはムーブがあり完成度が高いが、限定を感じるルートなので星を1つ減らした。

以下ムーブメモ

核心はフレークから右側のガバを掴み、上部の薄いカチを左手で耐えて、体勢を上げたら1つ上のカチに飛ばす。さらに1つ上のカチを右手で保持すれば終了(5級)。

⑨右ルート(5.10b)☆

2018/04/08 2日2便TR

初めて岩場に来た時は右のカンテを使ってもトップアウトすらできず、1年ぶりにやってみると登ることができて、とてもうれしかった。ガバだらけだが、⑤と同様マントルが悪く、最後まで苦戦するだろう。右のカンテは使わない。

⑩下部ハング(5.10a)

2019/05/12  2便TR

良いホールドが右側にあるがわかりにくく、オンサイトは難しいと思う。下部が核心のボルダー課題(6級)。辛い!

⑪5.5

⑫5.5

2021/07/18  2便MRP

初心者でも連れていけるくらい、易しい。

⑬5.5

⑭南面コーナー・クラック(5.7)

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